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海軍・局地戦闘機「震電」は、アメリカのB29など高高度爆撃機の迎撃用として開発されました。海軍航空技術廠・鶴野正敬技術少佐(震電設計主務者)とともにその開発、製造を担ったのが福岡にある九州飛行機株式会社でした。「震電」は前部に小型の水平翼、後部に主翼やエンジン、プロペラを配置した前翼(エンテ)型という特異な形状をしています。当初、その形状に対して反対意見も多かったと言います。しかし、技術者たちは実現を目指して邁進しました。
記念館は開館以来、震電の各種設計に携わった技術者たちの貴重な資料を寄贈していただいています。さらに今年、あらたに九州飛行機と震電の関連資料を寄贈していただきました。
戦後80年の時を経て、技術者たちが遺した「震電」の完成までの記録を初公開します。
※震電(実物大模型)は映画『ゴジラ-1.0』の撮影に使われたもので、令和4年7月から当館に展示しています。
■期 間
令和7年7月31日(木)~ 12月14日(日)
■会 場
大刀洗平和記念館 企画展示コーナー