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企画展『51年ぶりに引き揚げられた戦闘機-九七戦と第一〇五振武隊の記録-』

筑前町立大刀洗平和記念館には、51年の時を経て博多湾から引き揚げられた陸軍九七式戦闘機を展示しています。この機体が特攻機であったこと、また使用していた部隊が第一〇五振武隊(第四降魔隊)であったことは、引き揚げられた機体内の遺物から判明しました。

当時、機体を操縦していた渡辺利廣少尉は、特攻命令を受け満洲から知覧飛行場に向かう途中、エンジントラブルに見舞われ博多湾に不時着。漁船に助けられ一命を取り留めましたが、その8日後には知覧から特攻出撃し戦死しました。

本企画展では、渡辺少尉がお母さん宛に残した最期の言葉と家族への想いが綴られた日記や第一〇五振武隊の記録を紹介するとともに、九七式戦闘機の引き揚げや修復の過程を初公開します。